背伸びして、キス
白い粉を顔中につけて爆笑を誘い、箱の中から紙を拾い中を見る。
そこに書いてある人や物を借りて一緒にゴールまで走る。
≪1番!赤チームの湯浅くん!ゴールです!≫
赤チームの湯浅君が誰かから借りてきたメガネを手に喜びの声をあげている。
全員がゴールした後、借り物が合格しているかを司会の生徒が確認していく。
≪湯浅くん、メガネ!お、メガネですね!これは、誰の眼鏡ですか?≫
≪校長先生のを借りてきました≫
≪こ、校長先生の!なかなか勇敢ですね!≫
ムードメーカーの司会者の人は言葉巧みに進めていく。
無事皆、借り物も合格し次の走者に代わる。
そして、ついに私の順番が訪れた。