背伸びして、キス


「時東くん、足立さんの指導お願いするよ」

「はい、お任せください」



明るい口調で返事をしたのは、背の高い爽やかな笑顔の男の人。
髪は明るい茶色で、少し言ったら悪いがチャラそうな雰囲気。




「よろしくね、足立なにちゃん?」

「足立一華です」

「うん。じゃあ、一華ちゃん」

「え・・・」




サラリとしたの名前で呼ぶ時東さんに私は戸惑う。
見た目通り軽い!



「あ、あの。どうして下の名前・・・」

「え?ダメ?歳近いんだからさ、仲良くしようよ。俺時東和麻。和麻でいいよ」

「え・・・」



そしてすごく強引だ。
いい人ではあるんだろうけど・・・。



< 252 / 351 >

この作品をシェア

pagetop