背伸びして、キス


「また、いつでも遊びに来ていいから」

「、うん」



もっとずっといたい。
洋介さんと一緒にいるのに、次いつ会えるかなって考えちゃう。




「洋介さん、大好き」

「ああ、俺も。一華、大好きだよ」




返ってくる想いが愛しくて。
伸ばされた手を取って立ち上がった。



すぐにでも、また会いたいと。
このままずっといれたらいいのにと。


洋介さんへの思いは募っていく。



車に乗り込み、帰り道を進む。
見慣れた場所が近づくにつれ、寂しさが増していく。




「次、いつ会える?」

「んー、次の土日は、別の予定が入ってるから。その次かな」

「遠いな・・・」

「連絡はちゃんとするからな」

「うん」



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