背伸びして、キス
洋介さんのものになら、なってもいい。
そう思うのは、すっかり洋介さんの掌の上なのかしら。
「じゃあ、洋介さんは私のものになるんだ」
――っ、お前、言うようになったな
「楽しみだな~」
洋介さんがいれば。
私はきっと幸せで。
きっと、迷う事も悩むこともない。
だって、洋介さんが教えてくれるから。
――両親との日々大切にしろよ
「うん。今までできなかったこと、イッパイするんだ」
――そうか。よかったな
素直になること。
洋介さんが、私に教えてくれた事。