背伸びして、キス


一条さんが連れてきてくれたのは、堅苦しくないおしゃれなレストラン。
案内され向かい合わせに座る。


一条さんと初めてのごはん。
嬉しくて、胸がいっぱい。



「好きなの選びな」

「はい、迷いますね」



こうやってメニューを見ながらどれにしようって考える時間も。
頼んでくるまでのワクワクする時間も。


美味しいって言いながら食べる時間も。




一条さんと一緒なら、喜びが倍になる。




好き。




好きです、一条さん。




私、あなたの事が。





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