~100年の音とこのSpicaで~
私はとりあえず、ざーっと、出来事を頭の中で整理させてみることにした。

もう、ぐちゃぐちゃのめちゃくちゃすぎて。

今すぐ思いっきり叫んで、ホカホカお風呂に入って、ジュースやサイダーをゴクッと飲み干して、柔らかいお布団に潜り込んで、漫画読みながら寝たい気分。

もしくは、走って踊って破いて聴いてストレス発散しまくりたい気分だった。

そんな事をもんもんと考えていると、鈴がゆっくり口を開いた。

「まず、放課後、春だから自己紹介考えようってなって…学校から出たらすぐに、なぜかオモチャ見たいな小さい銃を持った女の子に会ったんだよね。」

私は鈴の話に続ける。

「そうそう、それで…」

あの女の子は、こう言ってた。
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