生徒会長と私の秘密 ~愛を誓う
恭之助の想い
先月、フランスに行っている美姫から電話があった。
来月見合いの為に日本へ帰って来ると。
「見合い?」
『うん…どうしても会社が上手くいかないらしいの…それで…』
美姫の両親はブライダルドレスの会社を営んでいた。
美姫の両親共にデザイナーで芸能人のドレスを数多く手掛け一時はテレビや雑誌にも取り上げられるほど有名な人だった。
美姫も大学を卒業するとデザインの勉強の為フランスに渡り俺達は遠距離恋愛になった。
しかし、ここ数年ブライダル業界もレンタル会社が数多く参入してきてオーダーメイドでドレスを作る人が少なくなったらしく会社の業績が落ちて来ていると聞いていた。
そこへ来て主力デザイナー達がヘッドハンティングされ業績の悪さに追い打ちをかけたのだ。
「政略結婚って事か?」
『まだ、お相手の人に会うだけ…でも両親も乗る気だからそう言う事になると思う』
「美姫…俺は…」
『恭之助、分かってるよ?あなたの気持ち…私も両親を見捨てる事は出来ないの…ごめんね』
「美姫…俺の方こそごめん…なにも出来なくて出来なくて…幸せになってくれ」
『恭之助も…』
来月見合いの為に日本へ帰って来ると。
「見合い?」
『うん…どうしても会社が上手くいかないらしいの…それで…』
美姫の両親はブライダルドレスの会社を営んでいた。
美姫の両親共にデザイナーで芸能人のドレスを数多く手掛け一時はテレビや雑誌にも取り上げられるほど有名な人だった。
美姫も大学を卒業するとデザインの勉強の為フランスに渡り俺達は遠距離恋愛になった。
しかし、ここ数年ブライダル業界もレンタル会社が数多く参入してきてオーダーメイドでドレスを作る人が少なくなったらしく会社の業績が落ちて来ていると聞いていた。
そこへ来て主力デザイナー達がヘッドハンティングされ業績の悪さに追い打ちをかけたのだ。
「政略結婚って事か?」
『まだ、お相手の人に会うだけ…でも両親も乗る気だからそう言う事になると思う』
「美姫…俺は…」
『恭之助、分かってるよ?あなたの気持ち…私も両親を見捨てる事は出来ないの…ごめんね』
「美姫…俺の方こそごめん…なにも出来なくて出来なくて…幸せになってくれ」
『恭之助も…』