生徒会長と私の秘密 ~愛を誓う
放課後、生徒会が行われた。

翼の作ってくれていた資料を皆んなに配り説明をする。

いつこんな資料作ったのかな?
全然知らなかった…
会社の事もやってて良く出来るよ!
その上成績も良いんだからな…
翼、あんたちょっとムカツクよ?
でもちゃんと寝てるのか心配…

「じゃ今年も恒例のカップルコンテストと軽音部のライブと言う事で準備を進める。役割はここに書いてあるとおりだけど良いかな?もしこの内容で問題や質問が有るなら言ってほしい」

「流石坂井だね?仕事が早いから助かるよ」と林君が

そして「ホントだよなテストがあったからイベントの話どころじゃなかったし」と樋口君も

「ホントこの内容で良いんじゃないかな」木之下さんや清水さんも賛同する。

「ねぇ?いつも各クラスに用意されるケーキや軽食を体育館で用意する事出来ないかな?」

「体育館で?」

「うん。各クラスに用意するとなるとクラス委員だけじゃ手が足り無いでしょ?折角のパティーなんだもんクラス委員も皆んなと楽しみたいじゃない?」

「確かに立花さんの言うとおりだな?」

「俺達も楽しみたいもんな?」

「だから、1箇所だと準備に掛かる人手も少なくて済むと思うんだよね?翼だめかな?」私は翼の顔を見る。

「うん!良いんじゃないか?体育館は充分の広さあるしな」

良かった。

「ねぇついでに告白タイムなんて作っちゃわない?憧れの先輩に告っちゃうとか?」

「あっ素敵!」

清水さんの提案に私も賛同すると翼は面白く無い様で、大きく溜息をついて

「やるなら生徒会役員は不参加にする事!」

「えーどうして?」と言う私の質問に答えること無く翼は役員会を終わらせた。





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