生徒会長と私の秘密 ~愛を誓う

「翼、俺な…本当は悔しかったんだ…何も出来ない自分に腹が立ってどうしょうもなかった。このまま美姫を知らない男に渡すくらいなら死んだ方がマシだって思ってた…俺って情けねーだろ?」

『いや…今の俺なら恭にぃの気持ち分かるよ…俺も亜美が居なくなったらどうなるか分からないからな…』

ああ、それは俺も心配してるよ?

翼から亜美ちゃんを引き離したら間違いなく翼は抜け殻になるだろ…

「翼、有難うな」

『なんだよ!?気持ち悪いな!?』

「フン! ひとが素直に感謝してるのに気持ち悪いは無いだろ!」

『気持ち悪いもんは気持ち悪いだろ!?』

「あっそう言えば翼に商談相手に手を出さないって約束したけどやっぱり無理だわ!」

『だろうな?』

「じゃ!」

電話の切り際に翼は明日は迎えに来なくて良いといっていた。

俺達が朝迄眠れない事を知っているんだろ。

悪いな?翼にはまだ味わえない快楽を味わせて貰うよ!もちろん朝まで…

「美姫待たせたな」

俺は美姫を抱き上げベットヘ連れて行く。

随分軽くなった美姫をベットヘ下し美姫の唇へ首筋へと唇を這わせ美姫の体を確認するかの様に隅々までくちづけする。そして思いの丈を伝える様に何度も美姫を抱いた。

「どうしてこんなに短く髪を切った?あんなに綺麗だったのに」

いつも美姫は行為の後俺に背中を向ける。

顔が見たいと言っても恥ずかしいから顔を見ないでという。

付き合いは長いのに…

だから、俺は美姫の綺麗な長い髪に指を通し髪にキスをしていた。

だが、美姫は長い髪をベリーショートにしていた。

「恭之助以外の人に触られたくなかった…いつも恭之助が私の髪を指で梳いてくれてキスしてくれるのが好きだったの…でも他の人は嫌!だから昨日切ったの…」

そっか…

「じゃ、また伸ばしてくれる?」

うん、という美姫の返事を待たずに美姫を俺の方に向かせキスをする。

女にとって大事な髪を切る事がどれだけ辛い事か…

ごめんな?美姫…

これからはずっと側に居るからな…






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