生徒会長と私の秘密 ~愛を誓う

「恭にぃ、悪いけど搬入は頼んだ!俺は亜美を探してくる!森山は樋口達に伝えてくれ!」

俺は亜美に電話を掛けたが出ない。

とうした亜美?どこに居る?

校舎内を走り回り亜美を探していると校内放送が掛かった。

『業務連絡を致します。実行委員の立花亜美さん、至急本部室までお戻りください。もう一度繰り返します。実行委員の立花亜美さん、至急本部室までお戻りください』

あの声は森山だ。サンキュー!

その時電話がなった。林からだ。

「亜美、戻ったか?」

『いや、戻ってない。俺達も探すから』

「いや、林達はイベントの方を頼む!俺はE組に行って糞サンタを探してくる!」

『分かった、何かあったら連絡してくれ?』

生徒はまだ外で騒いでる奴もいるが寒くなって教室に入ってる奴が多い。

森山がE組と言っていたからそっちに行った方が早いだろ。

西校舎4階に駆け上がりE組の教室の扉を活き良いよく開ける。

すると一斉に俺を見て驚きの顔をし、直ぐに笑いへと変わる。

そりゃーそうだろう。俺がこんな格好してるんだからな?

だが、そんな事気にしてる場合じゃない!

「おい!このクラスでサンタの格好した奴はいるか!?」

サンタの格好? 誰か居た? ん?知らない。と言う声しか聞こえない。

E組じゃ無いのか!?

「水野達サンタクロースとか言ってなかったか?」

「そう言えば水野君と石川君まだ来てないね?早川さんも見てないよね?」

「そういや居ないな?まだ、外なんじゃないか?」

水野と石川!?

「サンキュー!!」

今度は階段をかけ降り外へと向う。

その時また電話がなった。今度は樋口だ。

「樋口!多分E組の水野と石川だ!」

『ああ、今、捕まえた!トイレに隠れていやがった!立花さんは北校舎裏の倉庫に閉じ込めたそうだ!坂井急げよ!』

「サンキュー!!」

亜美待ってろ!今行くからな!!

外に出るとまたチラチラと雪がまた降って来た。

クッソッ!
石川と水野、覚えてろよ!?





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