生徒会長と私の秘密 ~愛を誓う
芳人は仕事の電話が入って出かけて行った。

亜美達3人はダイニングで美智の焼いたシフォンケーキを食べて居た。


「ねぇねぇ亜美ちゃん。学校の翼ってどんな感じ?」

「どんな感じとは?」

「親の私が言うのもなんだけど見た目はイケてるじゃない? だからモテるんじゃないかな?」


はい! 凄ーくモテますよ!


亜美が向かいに座る翼の顔を見ると翼は

分かってるな!と言う様に睨む。


もぅそんなに睨まなくても言わないって!

取り敢えず今はね!


「彼女とか居ないのかな?高校の入学式の時に一目惚れした子がいるらしいんだけど、どうなったのか教えてくれないのよ」


ブッー!! 

翼は美智の爆弾発言に飲んでいた紅茶を吹き出してしまった。


「かっ母さん!!」


「もう翼ったらやーねー」と美智は側にあるティッシュを翼に差し出す。


「付き合ってるとかいう噂は聞かないですね」

「そう? 翼の一目惚れの子ってどんな子か会ってみたいなぁ」

「入学式に一目惚れですか? 誰なんですかね?」


亜美は向かいに座る翼の顔をニヤっと笑って見る。


「なっなんだよ!? そんな奴居ねえよ!」と翼は言うと亜美から顔を背けた。






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