生徒会長と私の秘密 ~愛を誓う
ああ…ドキドキする。
離れて座ったけど私のこのドキドキ坂井君に聞こえないよね?
隣に座っただけでドキドキしてたらこれからの数カ月私どうなっちゃうんだろう…パパの転勤が1年になったら…私死んじゃう?

「やっぱり女の子は良いわね。亜美ちゃんが居るだけで家の中に花が咲いたみたい。よし君?クリスマスプレゼントは女の子が欲しいなぁ」

ん? クリスマスプレゼントに女の子が欲しい? 犬か猫? ペットの話…では無いですよね?…

「うーん今から頑張ったら今年のクリスマスに間に合うかな?」

いいえ勿論間に合わないですよ!って言うか年頃の子供の前でお二人はなんと言うお話をしているのでしょうか?

「分かんないわよ?」

いや、分かりますって! 無理ですよ! 絶対に無理!
経験の無い私でも分かりますって!

「じゃー今夜試してみるかい?」

えっー!!

「おい! いい加減にしろよ! 立花が固まってるぞ!」

「うふふふ。亜美ちゃん冗談よ! ごめんね? いつもの調子で翼をからかって居たの」

「え?……」

「この子ったら全然そっちの方に興味が無いみたいなのよ? 彼女も居ないって言うし多分ファーストキスもまだなんじゃないかしら? 部屋にエッチな本も無いみたいだし、私、心配で…」




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