生徒会長と私の秘密 ~愛を誓う
亜美はトイレを済ませると電気の点いているキッチンに向かった。
「お前もおにぎり食べるか?」
「うーん…太るからスープだけにしとく」
「お前痩せすぎだからもう少し太った方が良いぞ?」
「え?」
翼は温めたスープをキッチンのカウンターテーブルに「ほい!」と置く。
「有難う」
「前に貧血で倒れただろ?」
「あっうん。あの時、坂井君が保健室に運んでくれたんだよね?」
私は、覚えてないけど…
よく立ち眩みのある亜美は今年、春の始業式の時貧血で倒れ気が付くと保健室のベットの上に居た。
後で保健室の先生から坂井君にお姫様抱っこで運ばれて来たと聞いた時は驚いたし女子全員を敵に回すって心配したけど嬉しかったなぁ。
そう言えば後でクラスの女子からは羨ましがられたっけ?
「ああ。あまりにも軽くて、こいつ飯食ってるのか?って思ったぞ?」
あはは…そんなに軽かったっけ?
「ほら!おにぎりも食え! 母さんが折角作ってくれたんだから」
「じゃーひとつだけ」
食べやすいように1つづつラップに包まれた小さなおにぎり。
美味しい。
「お前もおにぎり食べるか?」
「うーん…太るからスープだけにしとく」
「お前痩せすぎだからもう少し太った方が良いぞ?」
「え?」
翼は温めたスープをキッチンのカウンターテーブルに「ほい!」と置く。
「有難う」
「前に貧血で倒れただろ?」
「あっうん。あの時、坂井君が保健室に運んでくれたんだよね?」
私は、覚えてないけど…
よく立ち眩みのある亜美は今年、春の始業式の時貧血で倒れ気が付くと保健室のベットの上に居た。
後で保健室の先生から坂井君にお姫様抱っこで運ばれて来たと聞いた時は驚いたし女子全員を敵に回すって心配したけど嬉しかったなぁ。
そう言えば後でクラスの女子からは羨ましがられたっけ?
「ああ。あまりにも軽くて、こいつ飯食ってるのか?って思ったぞ?」
あはは…そんなに軽かったっけ?
「ほら!おにぎりも食え! 母さんが折角作ってくれたんだから」
「じゃーひとつだけ」
食べやすいように1つづつラップに包まれた小さなおにぎり。
美味しい。