生徒会長と私の秘密 ~愛を誓う
「おはようございます…」


キッチンでは美智が朝食の支度を始めている。

「あら?亜美ちゃんおはよう。早いわね? 顔色良くないみたいだけど少しは寝たの?」

美智は亜美の額に手を当て熱は無いわねと確認する。

「いえ…寝れなくて…」

「枕が変わったからかしら?」

いいえ違います。あなたの息子さんのせいです。なんて言えないよね…


あれからどうしても気になって亜美は翼の部屋をノックした。


「なに?」

「さっきの事がどうしても気になって勉強が手につかないの…私ならってどういう意味?
口が硬い私なら誰にも喋ったりしないと思ったから?
それとも色気のない私は恋愛対象外だから素を見られても…」


翼は亜美の話を遮る様に自分の唇で塞いだ。


ん…

「これが理由」

「………」

「もう今日は寝ろ!」と翼は扉を閉めた。




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