生徒会長と私の秘密 ~愛を誓う
「立花はその事知ってるのかよ?」

「いや、まだ何も話していないらしい。下の一史君には話したら喜んでイタリアに着いて行くって言ってくれたらしいが亜美ちゃんは翼と同じ大学受験を控えてるからな? 行かないと言うのは分かってるからって立花も困って居たよ」

「俺は構わないけど、だけどあいつにはギリギリまで言わない方がいいと思うよ? 俺の家だって分かると遠慮して断ると思うし、かと言ってイタリアには絶対に付いて行かないだろうからな? 立花を悩ませるだけだからギリギリまで黙って居て家に連れてくれば良いよ」

「じゃ決まりね? そうと決まったら明日から忙しくなるわよ? 朝一で業者に電話しないと!」

「母さん業者に電話って何?」

「亜美ちゃんのお部屋よ! 女の子らしい可愛いお部屋にしないとね! 壁紙を変えてカーテンもそれから…」


母さん、よっぽど嬉しいんだろうな? 

立花が来る前からこんな調子だったら立花が来てからはどうなることか…

でも、それも楽しみかもな? 

あいつの戸惑う顔

まずは俺の家だって知ったらどんな顔するか

楽しみだ。







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