生徒会長と私の秘密 ~愛を誓う
「恭にぃ車だろ!?」

「うん、大丈夫!車は桐野さんに地下駐車場に回してもらったから」

「回してもらったって!呑んだら運転出来ないじゃないか!?」

「うん!出来ないね!たから泊まってく!」

「はぁ?」

「あっ俺の事は気にしなくて良いよ!眠たくなったら勝手にゲストルームで寝るからさ!」

亜美がキッチンから缶ビールを持って来ると恭之助は有り難うと言ってゴクゴクと喉に流し込む。

「あー旨い!ほら!早く食べないと折角のピザが冷めちゃう。亜美ちゃんドレス汚れちゃうといけないから早く着替えておいでよ」

「はい、そうします」と言って亜美は自分の部屋へ入って行った。

「恭にぃ!」

「ん?なに?」

「わざとだろ?」

「なにが?」

「俺と亜美をふたりっきりにしない様にわざとLサイズ2枚も頼んだだろ?」

「なんの事かな?それより翼も食べろよ!照り焼きチキン好きだっただろ?」

チッ!一層のこと恭にぃを酔潰すか?

「あっ翼、俺を酔い潰そうとしても無理だよ?俺、酒めっちゃ強いからさ!」

恭之助は諦めてねとニッコリ笑う。

翼の考えなど恭之助にはお見通しのようだった。







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