生徒会長と私の秘密 ~愛を誓う
「ねぇ恭之助さんっていくつ?昨日大お祖父様にいつか坂井君の右腕に置くって言ってたの恭之助さんの事でしょ?」

亜美の話しかけにも翼は答えずに居る。

「坂井君?何か怒ってる?私何かした?それとも何か坂井君の気に触ること言った?ねぇ!?」

「なんで俺だけ坂井君なんだよ!」

え?だって坂井君だもん…

「俺だけ坂井君っておかしくないか?」

「でも…」

「父さんや母さんだけじゃなくて恭にぃまで…」

「それは…」

「俺の事好きなんだよな?」

「うん…好きだよ…」

「じゃ呼んで」

翼は亜美の頬に掌を当て亜美と呼ぶ。

「つば…さ君?…」

「50点」

「え?」

「君は要らない」

「……翼…」

「100点!良く出来ました」

翼はチュッと亜美にキスをするとタイミング良くエレベーターのドアが開いた。

「ねぇエレベーターってカメラ付いてるよね?」

「勿論!」

て、事は今のキスも写ってる?…
恥ずかしい…

亜美は赤くなった顔を見られないように俯いて桐野の前を通った。

「いってらっしゃいませ」




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