生徒会長と私の秘密 ~愛を誓う
学校につくと女子が騒いで居る。

「何かあったのかな?」と麻美は近くに居た隣のクラスの女子の元へ聞きに行った。

暫くすると麻美が「大変大変!」と戻って来た。

「どうしたの?」

「昨日、坂井君が凄く綺麗な女の子と腕を組んで居たんだって!」

「えっ?」

「吃驚だよね?学校中の女子がアプローチ掛けてもなびかない筈だわ!」

「学校中って大袈裟な…」

「学校中じゃん!亜美も坂井君の事好きだったでしょ?」

「え?うん…まぁ…」

「でもどこの誰だろうね?」

「う…うん…」

「やっぱりどっかの御令嬢かな?」

「どうして?」

「だって御曹司にはそれなりの人がお相手でしょ?」

「御曹司?」

麻美、芳人さんの仕事の事知ってたの?

「そうだよ!亜美知らなかったの?坂井グループって大きいんだよ!ホテルや旅行会社、飲食業にも、ほら!私達がよく行くカフェスターハートあそこもグループだよ!他にも航空会社に子供向けの何やらを卸してる会社があるし、坂井君のお父さんは今度駅前に出来る商業施設を建設する会社の社長だよ!」

「………」

凄いとは思って居たけどここ迄とは…
ゆくゆくは坂井君がその坂井グループを背負って立つんだよね…
私、凄い人を好きになっちゃったかも…







< 77 / 173 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop