生徒会長と私の秘密 ~愛を誓う
「ま…不味い…どうしたらこんなにも不味い卵焼き出来るの?」

亜美が卵焼きを失敗したと言うから残っていた卵焼きを麻美が食べてみたのだ。

「分かんない……」

「ああ今頃これを食べてる美智さんって人あまりの不味さに吃驚してるんじゃない?」

亜美はごめんと謝ったのは美智のお弁当に入れたから美智に対して謝ったと麻美に話したのだ。実際は翼に謝ったのだ。

「まぁ落ち込んだ所で仕方ないじゃん?不味い物は不味いんだから。落ち込んだからって不味い物が美味しくなるわけないんだからさ!」

「そんなに不味い不味いって言わなくても……」

「アハハハごめんごめん。ねぇそれよりさ美智さんって人の家電教えてよ」

「え?どうして?」

「だって亜美に連絡取れないじゃん!亜美携帯持ってないでしょ?この際だから携帯持ちなよ?今どき高校生になっても携帯もってない子居ないよ」

「うん…でも未成年が携帯買えないじゃん保護者とか…保証人とかいるでしょ?」

「そっかー亜美の両親イタリアだもんね?仕方ない美智さんの家電にするわ!教えて」

美智さんの家電なんて教えれない。
美智さんが坂井ですって出たら翼の家だってばれちゃうかも知れないし…もし翼が出たら…

「美智さん携帯しか持ってなくて家電ないの」

「そっかー今、最近家電置かない人居るもんね?じゃ美智さんの携帯教えてよ?」

「ごめん…人の番号勝手には教えれないよ」

「それもそうか?じゃ聞いといて?緊急の時しかかけないからって」

「うん…一応聞いとく」




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