君のくれたえがお
「さっそくだけど3ヶ月後学園祭があるのは皆知ってるよね? 今のうちから計画を立てるんだけど今日はその実行委員を決めます!」
『学園祭かぁ~ウチの学園祭本当楽しいよね!今回はミスコン誰がグランプリとるのかな?』
『いや絶対ユイカでしょあの子超美人だし、』
『だよね~』
ここ、栖蘭第一学園の学園祭は本当に盛り上がる。
3日間に渡り大規模に行われ、本番には交通整理が追いつかないほどにお客さんも来る
その中でも盛り上がるのは、レベルの高い演劇、ライブ、バンド
そして学園祭の大トリ、ミスコン
「実行委員なりたい人~!...っているわけないか~」
「当たり前だよ~だって優香ちゃん知ってるでしよ?この学園祭の実行委員ってほんっと疲れるし、なによりずっと裏方で当日楽しめないんだよ?」
学園祭の実行委員は機材の準備やらセットやら、本当に地獄のように辛い
私は1年生の頃、あおいとやったからよく覚えていた。
「去年やった人いないの?」
「崎坂さんって去年やってなかったっけ?」
え?嘘……
「やってたよ?」
「じゃぁ崎坂がやれば?」
と、クラスのボスみたいな男子、風間君が言ってきた
「いやいや二連続とか、地獄じゃん女の子に何押し付けようとしてんの?」
「うわぁ風間最悪」
「いや別にそんなつもりねぇし」
っ...どうしよう...
「あの...私やりますよ?...」
わぁぁ何言ってるの私!本当に馬鹿!目立ちたくないからって!!
「本当に?」「わぁ崎坂さんありがとう!」
こんな感じで
私は学園祭の実行委員を任されました。
本当についてない