YELL
男子の席では、
その話題でいっぱいだった。

◆ここから結志目線◇

誰か「なぁ、誰誘う?」
誰か「俺は彼女誘う~」
誰か「え~俺いねぇや~
  誰かあいてる女子で
  いい奴いないかな
  そうだ!小渕とか」
高原「(何!!!!!?)
  (誰だ今言ったのは!!)」
そいつは、クラスで小渕さんの
隣の席の桜井和寿だった。
桜井も小渕さんも、
歌の作詞作曲をしたり、
実際に歌ったりしている。
しかも、小渕さんは桜井の
大ファンなのだ!

桜井は気もいいし、いい歌作るし、
顔もさわやかだし・・

これはやばい!!!!!

俺は早速恭夜に相談した。

小栗「おまえさぁ~
  ちったぁ自分で考えろよなぁ」
高原「お願いだよ~
  唯一無二の親友やろ!!」
小栗「お前、こういうときには
  いい事いいやがって・・
  しかたねぇなぁ!」
高原「サンキュー!」
小栗「んで、桜井から小渕さんを
  奪いたいと。」
高原「うん。」
小栗「桜井はまだ誘ってないんやろ?」
  「それなら、誘うしかないやろ!!」
高原「だよなぁ~でもどうやって・・」
小栗「なんで?」
高原「だって俺小渕さんと
  あんま話したことねーし」
小栗「・・じゃぁ俺にまかせろ!!」
高原「おぉぉ!!」
小栗「お前にはいろいろ
  助けられたからな!」
高原「で、どうやって?」
小栗「俺が適当に小渕さんに
  教室に行くように言っとく。
  だからお前も行け。
  そしたら2人っきりだ」
高原「おぉー。ってえ!!!?」
ぉぉいおい!唯一無二の友よ!
俺の性質を分かって言ってるのか!?
小栗「あとは自分で頑張れ」

 えっ・・














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