YELL
じゃない!
そんなことじゃなくて
本題は・・・・・・・・・・・

頭の中が真っ白になった。
もうやけくそだ・・

高原「小渕・・さん」
小渕「ん?」

初めて呼んだ。
振り向く小渕さんが美しくて・・

高原「好きな人いる?」
小渕「・・・・・・・え?」
小渕さんは「は?」というような
顔でこっちを見てきた。

おーい。
いきなりそんなこと聞く奴が
どこにおるんやて。
あ、ここにいた。

高原「・・って桜井が言ってた。」
小渕「・・・・・・・」

すっげーシケた。
穴があったら入りたい。
逃げ出したい・・

小渕「いないよ。」
高原「え!!?・・ほほんとに!?」
小渕「もちろん。」
高原「そ・・そっか・・・」 ホッ
力が抜けた・・
小渕「本当に桜井君が言ってた?」
高原「え」ドキ
  「なんで・・」
小渕「だって桜井君
  黒田と付き合ってるし」
えぇぇぇぇぇぇ!?
まずった・・!!!
黒田やるじゃねーか・・
高原「あれ~桜井じゃなかったかもな・・
  あ、川島だったかも・・
  いや、金田だっけな~・・」
小渕「クスッ。」
高原「・・・」
小渕さんが笑った!!
小渕「もしかして、
  高原君が聞きたかった?」

そうですけど。
悪いですか。

高原「なんとなく、なんとなく
  小渕さんが桜井のこと
  好きなのかな~って思って、
  もしそうだったら
  応援しようと思って・・」

何いい人アピールしとるんやて!

小渕「残念だけどただのファンだよ」
高原「や、残念じゃないけど・・」
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