YELL

evil organization

 *
3年生が引退し、草島中学校の野球部は2年生が中心に。

顧問であり監督でもある丸田先生は、2年生部員に呼びかけた。
丸田「キャプテンにんめいをしよーとおもいま~す!!」
 「みんな~、だれがいいとおもう~??」
丸田先生は、まだ25歳でこの学校に来たばかりの若い男の先生である。
身長も声も高く、しゃべり方は幼稚園児みたいなので、誰もが近寄りたくないと思っている。
守「監督、キャプテンは監督が決めるんじゃないんですか。」
丸田「えぇ~っ、ボク、みんなのことよくしらないも~ン」
こんな監督で大丈夫なのか、と一同は不安を覚えた。
昨年度までは、熱血で厳しく時には相談にのってくれるベテランの先生だったが、60歳になってやめてしまった。
白橋「それなら猪狩守くんです!」
守「はぁ!?勝手に決めないでくれ」
 「僕は塾があって忙しいんだ」
進「僕も兄さんがいいと思うな。」
 「去年も兄さんが引っ張ってたし」
 「塾があったってできるよ。」
丸田「ほかのこはどうおもう?」
小栗「別に猪狩でいいんじゃね」
高原「一番強いし」
畑本「同感」
泉「責任力あるしね」
鈴木「僕こう見えて守君の球打てないんですよ」
松田「妥当だよ」
  「お前に打てるわけねーだろ」
丸田「きみたち、ここでコントはやめてねぇ~★」







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