365日ずっと、あなたが大好きなんです
「期待しちゃってもいいよ

俺は君を助けたいと思ったから
見かけたらいつでも助けるし

それに、もう俺逃げないって決めたから
後から後悔するって分かってるしさ…」

そう言うと逢坂君は苦しそうに笑って見せた。

「本当に?本当に私を裏切らない?」

完全に信用したわけじゃない
でも、少し信じてみるのもいいかと思った。
だって気まぐれだったとしても
私を助けてくれたことに変わりはないから

「絶対裏切らない!むしろ助けるし」

「わかった。あんたを信用するよ。




ところでお願いがあるんだけど
ジャージ、持ってない?

時間がたってちょっと寒くなってきた」

「あ、ごめん!!ずっとこんな話しちゃって

そうだよね寒いよね!?
ちょっと待って鞄の中あるよ



はい、使って
というか、俺のでいいの?」

「別に?だって私のやつどうせ今日も

ぐちゃぐちゃになってゴミ箱に入ってるし
だから貸してくれたら助かる

じゃあ、私着替えてくるから」

そういって保健室を出てトイレに行った。












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