365日ずっと、あなたが大好きなんです

そんな理不尽な日が続くある日。


一人の転校生が来た。


「逢坂 薺!部活はサッカー部だった

気軽に薺って呼んでくれなー!」


「「「キャー!!!」」」

周りの女子からの黄色い声が上がる

モテそうな顔をしていて明るい性格の男の子
席は私の隣だった。



その途端、周りが一瞬でざわついたのがわかった




「・・・柳村の隣って可哀そうだよな」

「・・・・あいつの隣って薺くんかわいそー」

ひそひそと小さく話している


聞こえてるし
可哀そうって私は何もしていない
あいつが・・・花梨が勝手にしたことじゃん・・・
転校生までこれから私のことを悪く言っちゃうのかな

それは流石につらいかもしんない・・・


薺が愛奈の隣の席へと行き座った

「よろしくな!えっと、名前なんてゆーの?」

薺が愛奈に話しかける

「うん、よろしく。柳村愛奈・・・」

自分でも我ながら不愛想に言ったと思う
でも仕方がない
こうやって言うしかできないのだから

「柳村愛奈ちゃんっていうんだー

かわいい名前だね」

薺はにししと笑った

< 5 / 14 >

この作品をシェア

pagetop