365日ずっと、あなたが大好きなんです
次の日の朝、教室にはいr…バシャア!!!
水に濡れている
冷たい
何これ、私またなんかされたの・・・・?
クスクスと密かな笑い声が聞こえる
「いい気味だな。あいつ」
「あんな酷いことどうして出来るんだろうね」
「うわ、きったねーww」
「しかもなんか臭いしない?」
「ホントだ!!なんかクッサーイ」
はぁ・・・こいつらマジでうざい
私は何もしてないのに
ありもしない情報に踊らされて
馬鹿みたい
その声を無視していつものように自分の席に行くと
「・・・・・・」
机の上にはいつも置き勉している私の教科書とノートが無残に破かれていたり、
〔 死ねよクズ 〕
と太いペンで大きく書かれていた。
「何だよこれー床ビチャビチャだけど・・て
愛奈ちゃんどうしたのそれ!!
すげえ濡れてんじゃん大丈夫?」
さっき来た様子の逢坂君が私に駆け寄る
「うわ、体も冷えてきちゃってるし
保健室いかねーと」
なんでこの人私のところに来るの?
「ちょっと俺行ってくるから誰か先生に言っといて!」
「え、ちょっと逢坂君!?」
「何やってんだよおい!薺!!?」
「薺くん!?」
クラスの目も気にしないで逢坂君は私の手を取って教室を出た