僕のための 政略結婚
舞踏会への招待状
時は遡り 約半年前の 真塩物産入社式当日
私 水木あきらは 本当に 嬉しかった こんな大企業に入社できるなんて
夢みたいで(●^o^●)
実際 本当にラッキーで 本来は 四大卒が 募集条件のひとつなのに
今回は特別に新しいプロジェクトの立ち上げで
保育士・幼稚園教諭の有資格と社員の育成を 兼ねての特別枠での募集で内定をゲットしたのだ。
義兄さんは『運も実力のひとつ』
まり姉は『終わり良ければ総て良し』
と2人とも微妙な褒め方だったんだけど・・とにかく 嬉しかった
入社式は 巧みにラリホーを操るお偉いさん達には 太刀打ちできず
頑張ったつもりでいたが・・・ 意識が薄れて
(-_-)zzz・・・と
その時 周りの雰囲気が にわかにザワザワし始めた。
私は眠りかけていた自分に 焦り意識が覚醒した。
注目されていたのは 舞台の袖に立った人物だった。
そう 副社長… まあ典型的なパターンの この社長の息子さん・・・御曹司だよね
25才 独身 色素が薄いのか ブラウン気味のサラサラヘアー
身長も182センチ位
スリムな身体に 細身仕立てのスーツ姿には思わず見とれてしまう
顔は期待通りのイケメン
鼻筋の通った 優しそうな瞳 輪郭もつるんとした 肌に卵型・・・
これで性格位 痛くないと・・・不公平だよねー(~_~メ)