夫の教えるA~Z
「アッヒャッヒャ…
イイゾー、やれやれ、トーコちゃん‼」
「オー、イェーッ!
イタズラしちゃうぞぉ~~」
数時間後。
我が家はホームパーティ会場と化していた。
そこはかとない侘しさに耐えられず、あの後私は、夏子サン(アキトさんの姉)にグチグチと電話をした。
すると彼女、勤務先のスポーツジムの皆さんとともに押し掛けて下さった。
おかげで料理はスッカリ片付き、お土産屋に持ってきてくれたお酒やお菓子で、半ばヤケクソ気味のテンション、ハロウィン・仮装パーティだ。
ドンキで揃えた“コウモリちゃん”仮装もウケたし、気分は上々、さっきまでの憂いは吹っ飛んだ。
やがて夜も更けると、数人は帰り、数人は残ってまだ飲んでいる。
向こうの床に、夏子サンが大の字になって眠っている。
私が酔い心地のまま、片付けを始めようかと立ち上がった時だった。
「…でもさ、トーコちゃん。アキト君だろ。分かんないよ~」
向こうで管を巻いていた、インストラクターの汐田サンがやってきた。
彼はこないだ夏子サンに振られたばかりで、ナーバスになっている、ちょっと面倒くさい存在だ。
イイゾー、やれやれ、トーコちゃん‼」
「オー、イェーッ!
イタズラしちゃうぞぉ~~」
数時間後。
我が家はホームパーティ会場と化していた。
そこはかとない侘しさに耐えられず、あの後私は、夏子サン(アキトさんの姉)にグチグチと電話をした。
すると彼女、勤務先のスポーツジムの皆さんとともに押し掛けて下さった。
おかげで料理はスッカリ片付き、お土産屋に持ってきてくれたお酒やお菓子で、半ばヤケクソ気味のテンション、ハロウィン・仮装パーティだ。
ドンキで揃えた“コウモリちゃん”仮装もウケたし、気分は上々、さっきまでの憂いは吹っ飛んだ。
やがて夜も更けると、数人は帰り、数人は残ってまだ飲んでいる。
向こうの床に、夏子サンが大の字になって眠っている。
私が酔い心地のまま、片付けを始めようかと立ち上がった時だった。
「…でもさ、トーコちゃん。アキト君だろ。分かんないよ~」
向こうで管を巻いていた、インストラクターの汐田サンがやってきた。
彼はこないだ夏子サンに振られたばかりで、ナーバスになっている、ちょっと面倒くさい存在だ。