夫の教えるA~Z
「今日の予定はこれで全部だな?松田」
「は、はいっ!そのようになっております」
先月、総務課から支社長室付き(=俺の使いっ走り)に抜擢した松田俊紀(kに登場)が、ピシッと背筋を伸ばして答える。
「そうか。じゃあ俺、予定通り昼から休むから。後宜しくな」
「はいぃ~……
しかし何もこんな時に…石田部長、また来ませんかね~」
オドオドと不安そうな顔をしている。
「何度来ようと答えは同じ。情けない顔をするな。じゃ、頼んだぞ」
既にコートを羽織った俺は、ポンポンと松田の肩を叩くと、支社長室を後にした。
「奥さんサービス、頑張って下さいね~~」
シロート童貞、松田の余計な一言を背中に受けながら。
……明日、覚えてろ。
「は、はいっ!そのようになっております」
先月、総務課から支社長室付き(=俺の使いっ走り)に抜擢した松田俊紀(kに登場)が、ピシッと背筋を伸ばして答える。
「そうか。じゃあ俺、予定通り昼から休むから。後宜しくな」
「はいぃ~……
しかし何もこんな時に…石田部長、また来ませんかね~」
オドオドと不安そうな顔をしている。
「何度来ようと答えは同じ。情けない顔をするな。じゃ、頼んだぞ」
既にコートを羽織った俺は、ポンポンと松田の肩を叩くと、支社長室を後にした。
「奥さんサービス、頑張って下さいね~~」
シロート童貞、松田の余計な一言を背中に受けながら。
……明日、覚えてろ。