夫の教えるA~Z
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「ホー…『社員旅行』でスキー場へと」
「ウン、松田(※アキトの部下)のヤツがさ。
『もっと社員との交流を深めるべきです!』って張り切っちゃって…ムグムグ」
ちょっと遅めの夕食時間。
本日のメインディッシュ、スパイシータンドリーにがっつく傍ら、彼は私に説明をした。
ウーン、いい食べっぷりだ。
眺めつつも、私はポツリとつぶやいた。
「なんかそれ…心配だなあ」
「え、何?」
「あ~、イエ。
それの何が困るんです?楽しそうでイイじゃないですか」
コホン。
もう食し終わったらしい彼は、ナプキンでお口を拭くと、咳払いを一つした。
彼が丁寧に姿勢を正したので、私も吊られて背筋を伸ばす。
「実はな、俺。出来ないんだよ___が」
「え、何?よく聞こえない」
モゴモゴと呟く彼に、私は一度問い返した。
「ホー…『社員旅行』でスキー場へと」
「ウン、松田(※アキトの部下)のヤツがさ。
『もっと社員との交流を深めるべきです!』って張り切っちゃって…ムグムグ」
ちょっと遅めの夕食時間。
本日のメインディッシュ、スパイシータンドリーにがっつく傍ら、彼は私に説明をした。
ウーン、いい食べっぷりだ。
眺めつつも、私はポツリとつぶやいた。
「なんかそれ…心配だなあ」
「え、何?」
「あ~、イエ。
それの何が困るんです?楽しそうでイイじゃないですか」
コホン。
もう食し終わったらしい彼は、ナプキンでお口を拭くと、咳払いを一つした。
彼が丁寧に姿勢を正したので、私も吊られて背筋を伸ばす。
「実はな、俺。出来ないんだよ___が」
「え、何?よく聞こえない」
モゴモゴと呟く彼に、私は一度問い返した。