ひとつの村が消えてしまった話をする
辿静祭前夜
8月11日。
村から離れていた人達が帰ってきた。
大人達、高校生達を合わせても10人程度の人数、この人数と村に留まっている者達を合わせた数が、本当の村人の人口だと言える。
この日から辿静祭の準備が始まった。
神社の参道、社、神楽殿の掃除や、彩の準備。
露店の準備に、村から外界へ通じる道の完全な封鎖網の準備、障芽池の森の封鎖準備等、村全体が慌ただしくなってきた。
この時に、滋が開けた障芽池の森の入り口が塞がれていないか心配だったが、滋によればそれは大丈夫との事。
午前中は俺の家で葵や滋と遊び、午後は1人で釣りをした。
村から離れていた人達が帰ってきた。
大人達、高校生達を合わせても10人程度の人数、この人数と村に留まっている者達を合わせた数が、本当の村人の人口だと言える。
この日から辿静祭の準備が始まった。
神社の参道、社、神楽殿の掃除や、彩の準備。
露店の準備に、村から外界へ通じる道の完全な封鎖網の準備、障芽池の森の封鎖準備等、村全体が慌ただしくなってきた。
この時に、滋が開けた障芽池の森の入り口が塞がれていないか心配だったが、滋によればそれは大丈夫との事。
午前中は俺の家で葵や滋と遊び、午後は1人で釣りをした。