ひとつの村が消えてしまった話をする
俺達は、禁を守るという事の重要性を理解していなかった為、このような事を行うと決めてしまった。

村の歴史そのものでもある神主一族の葵、そして親友の滋を俺は止めず、彼等の意見に賛同してしまった。

先にも言った通り、この年頃特有の、ちょっとした冒険に過ぎないと思っていた。

禁なんて言われると、余計に怖いもの見たさで覗き見てしまいたくなる。

そんな、いたって普通の好奇心。

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