私たち暴走族と名乗ってもいいですか?(下)
6.夢の終わり

夏の変化


「秋、おばちゃん呼んでるぞ」

「え、あ、おばちゃんごめ~ん!!」

「え、秋奈!?」

 夏と運んでた段ボール放置して一旦お店に戻る。

 夏の悲鳴が聞こえたような…?まぁ、多分大丈夫だよね。

 お父さんがやってる八百屋に駆け込むと、常連のおばちゃんが笑って出迎えてくれる。

「おばちゃん待たせてごめんね」

「いいのよ~。それより秋奈ちゃんこんな暑いのに元気ねぇ」

「へばってる場合じゃないもんね」

「あらあら、頼もしいこと」

 お決まりのじゃんけんをして、見事勝利!

 おばちゃんに手を振って、すぐにまた外に戻る。

 夏が段ボール抱えて倒れてた…。
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