私たち暴走族と名乗ってもいいですか?(下)
「女の子は殴らない主義だけど、ごめんねっ」
「ッ!?」
いつの間に来た!?
天パの奴と、同時に細い人まで向かってくる。
幹部2人。下っ端でも、薬の影響がほとんどない人たちも同時に仕掛けてくる。
…ダメか。
「修羅、8割」
目の前に迫った足を叩き落として、不安定な体制に体当たりを食らわして倒し、踏みつけて次の人を倒す。
天パの奴が仕掛けてくるのを避け、下っ端を潰していく。
「俺とも相手してくれないかな!」
飛んできた蹴りを屈んでかわし、下から振るう。
ギリギリのところでかわされ、舌打ちする。
「ッ…お、恐ろしいことするね。キミ…」
引きつった笑みを浮かべながらも、キレてるらしい顔をする。
地雷だったか。
下っ端はほぼ潰した。残りは幹部。