私たち暴走族と名乗ってもいいですか?(下)

「六花はどうするの?」

「…プログラム」

「六花らしいね。…瞬はプロ行くかなぁ…。夏は…なんか誰かのお店の跡継ぎになってたりして」

「夏樹はでんが貰うじゃろ」

「あはは、確かに。電気系の進路に進んでたりして」

 でんじぃ夏に継がせようか本気で悩んでるもんね。

 ミートさんもだけど、きよにぃがいるから大丈夫だし。

「私もここで開業医やろっかな」

「おぉ、そりゃ安心じゃな」

「あはは、腰痛いんならマッサージしよっか」

 ちゃりじぃなんか楽しそ。

 笑ってたら、六花がなぜかうつむいてた。

 なんか変なこと言ったかな…?

「六花?」

「ッ…何でもない。…秋奈、そろそろ」

「え?あ、ほんとだ。ちゃりじぃ、またね~」

「おぅ」

 ちゃりじぃにバイバイして六花とたまり場に向かう。

 それにしてもあっつい。瞬と夏にお茶持たせてあげればよかったなぁ。
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