離れらんない運命だよ。





夏希「もー、なんでよー」






学校の玄関で鞄を漁る私。
下校時間となった今、これから帰るのであろう生徒達が私を不思議そうな目で見つめていた。


でもそんなの、気にするもんか。
今は重要なもんがある、何よりもね。






夏希「げ、ない!」





独り言にしては大きすぎるその声。
でもそれより、ショックの方が大きいよ...





なんで私はいつもこうなんだ?
なんで私はいつもさ、ドジばかりしちゃうんだ?





でも、幼い頃からそうだった。
お母さんにお使いを頼まれても、一度も正しいものを買った事なんてない。
そして中学の時は運動会で使う旗にインクを大量にこぼした。
そして現に今も...





夏希「傘忘れた」





そ、私はドジっ子。
誰の役にもたてない、ドジっ子なんです。











story characters①

*杉原夏希

高校一年生。いつも明るく陽気な女の子。
だがしかし、少しドジなところもある。
不器用だがこの先で恋に出会う!?
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