カメラ越しの君に
同じクラス プラス 席は隣同士
入学早々なんて、幸運なんだろう
と私の心はうきうきしていた
「ところでさ明は部活決めた？」
「部活？」
机の上においてあった
入学に関する書類、生徒手帳
をかばんの中に入れながら、桜子が聞いてきた
「ほら、やっぱり明のことだから
まだ全然考えてないんだろうなーって思ってたんだよね～」
中学の頃にはバスケットボール部のマネージャーをしていたけど
高校では、何か他のことをしてみたい
こんなことをぼんやり考えて、結局今の今まで忘れていた
