今日もキミを想います だって好きだから
「なんか面白そうだな! オレも付き合っていい?」
「それはちょっと…。私一人で決めたいの」
「ふーん」
ニヤリと笑う表情は、余裕そのもの。
その余裕そうな表情は、いったいどこから来るのかさっぱり分からない。
「な、なに?」
「…キミ、ウソつくのヘタだね」
「何を根拠にそんな勝手な…」
「しいて言うなら、場所かな?」
ば、場所⁉︎ さっぱり分からない。
「ここがどうしたっていうのよ?」
「まーだ分かんない? だってさ、キミは友達の誕プレ買いに行くんだろ? 誕プレ買いに行くって言う人が住宅街にいるってのはおかしいよね。
まぁ、この近くになんか店があるなら話は別だけどね」
「うっ…」
的いた反論に弁解の余地なし。はぁ…困った。