今日もキミを想います だって好きだから


「…キミが彼女ならいいのにね」


「…っ」


振り向きもせず、そんなことを言う。なんで…? なんでそんなことが言えるわけ…?


「もう、訳わかんない」


「オレも」


「…は? 自分も訳わかんないとか意味わかんない! だいたいさ…だいたい…っ」


なぜか涙が溢れてきた。怒りからか、悲しみなのか、はたまた別のものか…


これが何の意味を持つのか、私には分からなかった。ただただ、ぶつけることしかできなかった。ただただ、ぶつけることしか…













< 60 / 73 >

この作品をシェア

pagetop