夢の続きは隣の部屋で…
大慌てで窓をしめ、カーテンを閉じる。心臓はバクバクしっぱなしで、額にはうっすら汗をかいている。そのまま床に座り込むと、はぁ~~と大きくため息をついた。
昨日から隣の住人に踊らされっぱなし。
一秒たりとも休まる時間がない。
「…ってなにしてんの、私」
乃里花は玄関のドアスコープから外をジーッと覗き見る。
拓登たちはこれから家に帰ってくるに違いない。だとしたら必ず乃里花の玄関の前を通るはず。さっきベランダ下で見たのが本当に拓登だったのか、一緒にいたのが昨日の女子高生と違う人なのか、乃里花は気になって仕方なかった。
「ん~~、なかなか来ないなぁ…」
と、そのとき、スコープの端に誰かが映り込む。
「あっ、、ってあれ?1人??」
歩いてきたのは間違いなく拓登だ。ただ、隣に女の人の姿はなく、1人で帰ってきたように見える。それを見て、乃里花は少しホッとしたような表情を浮かべた。
「えっ…、うそっっ」
安堵したのもつかの間、乃里花の表情が一瞬で凍り付く。
拓登が乃里花の玄関の前まで来ると、突然立ち止まりじっと乃里花が覗いているドアスコープを見つめているのだ。
昨日から隣の住人に踊らされっぱなし。
一秒たりとも休まる時間がない。
「…ってなにしてんの、私」
乃里花は玄関のドアスコープから外をジーッと覗き見る。
拓登たちはこれから家に帰ってくるに違いない。だとしたら必ず乃里花の玄関の前を通るはず。さっきベランダ下で見たのが本当に拓登だったのか、一緒にいたのが昨日の女子高生と違う人なのか、乃里花は気になって仕方なかった。
「ん~~、なかなか来ないなぁ…」
と、そのとき、スコープの端に誰かが映り込む。
「あっ、、ってあれ?1人??」
歩いてきたのは間違いなく拓登だ。ただ、隣に女の人の姿はなく、1人で帰ってきたように見える。それを見て、乃里花は少しホッとしたような表情を浮かべた。
「えっ…、うそっっ」
安堵したのもつかの間、乃里花の表情が一瞬で凍り付く。
拓登が乃里花の玄関の前まで来ると、突然立ち止まりじっと乃里花が覗いているドアスコープを見つめているのだ。