夢の続きは隣の部屋で…
マンションのエントランスに着き、オートロックを開けるためにかばんに入れたカギを探す。まだ心臓はドキドキしっぱなしだ。
「あれっ、かぎーっ」
かばんの奥のほうに入り込んでしまったのか、カギをなかなか見つけ出せない。
「あの、、すみません」
操作盤の前でもたもたしていると、急に後ろから声をかけられた。
「あっごめんなさい、邪魔ですよね」
「いえ…良かったら入れてもらおうと思って、、あなた、拓登の隣の部屋の方ですよね?」
「えっ…」
乃里花が振り返ると、そこに立っていたのは黒髪ストレートの女の子…昨日の朝、拓登の部屋から出てきた女子高生だ。今日は制服ではなく、白い緩めのブラウスにデニムスカートを合わせている。
「やっぱり!昨日の朝ちらっと見えて、新しい人が引っ越してきたんだなぁと思って。拓登ね、すぐ既読スルーするから全然連絡とれなくてさー」
「あの…あなた彼女さん?」
昨晩の出来事が脳裏をよぎる。彼女は拓登に他にも女がいるかもしれないことを知っているのだろうか。
「んー、まぁ…そんなとこかな。なに?拓登のこと気になるの??」
「いやっ、そういうわけじゃ…」
「あいつマジ遊び人だから気をつけなよー、今まで何人の女の子を泣かせてきたか分かんないくらい。…まぁ、本当は私だけ見ててほしいけど、難しいみたいでさ」
「はぁ…」
「ほんと、隣の部屋にこんな可愛い子が引越して来たって知ったら襲いにくるかもよ~」
「えぇっ!?」
ニヤリとした表情でサラッとそんな危険なことを言い出し、乃里花はビックリして目をぱちくりさせる。彼女は拓登の『いわゆる世間一般で言われている彼女』とは違うようだ。
「あれっ、かぎーっ」
かばんの奥のほうに入り込んでしまったのか、カギをなかなか見つけ出せない。
「あの、、すみません」
操作盤の前でもたもたしていると、急に後ろから声をかけられた。
「あっごめんなさい、邪魔ですよね」
「いえ…良かったら入れてもらおうと思って、、あなた、拓登の隣の部屋の方ですよね?」
「えっ…」
乃里花が振り返ると、そこに立っていたのは黒髪ストレートの女の子…昨日の朝、拓登の部屋から出てきた女子高生だ。今日は制服ではなく、白い緩めのブラウスにデニムスカートを合わせている。
「やっぱり!昨日の朝ちらっと見えて、新しい人が引っ越してきたんだなぁと思って。拓登ね、すぐ既読スルーするから全然連絡とれなくてさー」
「あの…あなた彼女さん?」
昨晩の出来事が脳裏をよぎる。彼女は拓登に他にも女がいるかもしれないことを知っているのだろうか。
「んー、まぁ…そんなとこかな。なに?拓登のこと気になるの??」
「いやっ、そういうわけじゃ…」
「あいつマジ遊び人だから気をつけなよー、今まで何人の女の子を泣かせてきたか分かんないくらい。…まぁ、本当は私だけ見ててほしいけど、難しいみたいでさ」
「はぁ…」
「ほんと、隣の部屋にこんな可愛い子が引越して来たって知ったら襲いにくるかもよ~」
「えぇっ!?」
ニヤリとした表情でサラッとそんな危険なことを言い出し、乃里花はビックリして目をぱちくりさせる。彼女は拓登の『いわゆる世間一般で言われている彼女』とは違うようだ。