夢の続きは隣の部屋で…
「…なに?」
中から出てきた拓登は、上半身裸の状態で髪がしっとりと濡れ、タオルを肩からかけている。いかにもさっきまでシャワーを浴びていましたという感じだ。
「なにじゃないわよ、あんたまた女連れ込んでたの?まったく懲りないんだから…いい加減にしないといつか刺されるわよ」
玄関先で悠果による説教が始まる。さすがの乃里花もここでの修羅場はまずいんじゃないかとハッとしたが、本人たちはお構いなしのようだ。
ふと、拓登が乃里花の存在に気が付いたのか、目が合う。
その目は少し驚いたようにも見えたが、すぐにいつもの冷たい視線へと戻ってしまった。
「あのっ、じゃぁ私はここで…しっ、失礼します!!」
完全に見てはいけないものを見てしまった。乃里花は顔を真っ赤に染めあげ、逃げるように自分の部屋へと帰って行った。
中から出てきた拓登は、上半身裸の状態で髪がしっとりと濡れ、タオルを肩からかけている。いかにもさっきまでシャワーを浴びていましたという感じだ。
「なにじゃないわよ、あんたまた女連れ込んでたの?まったく懲りないんだから…いい加減にしないといつか刺されるわよ」
玄関先で悠果による説教が始まる。さすがの乃里花もここでの修羅場はまずいんじゃないかとハッとしたが、本人たちはお構いなしのようだ。
ふと、拓登が乃里花の存在に気が付いたのか、目が合う。
その目は少し驚いたようにも見えたが、すぐにいつもの冷たい視線へと戻ってしまった。
「あのっ、じゃぁ私はここで…しっ、失礼します!!」
完全に見てはいけないものを見てしまった。乃里花は顔を真っ赤に染めあげ、逃げるように自分の部屋へと帰って行った。