ぼっちな彼女と色魔な幽霊
なんて。
そんな風に無理に結論づけても、気持ちをゴミの分別みたいに、きれいに分けられるわけがなかった。
だってヨウが言った通りだよ。
わたしもう好きとか嫌いとかそんな簡単な言葉でヨウのことを諦められるほどの気持ちじゃないんだもん。
やっぱり前みたいな関係になりたい。
わたしを知っているヨウに会いたい。
「はあああああっ」
絶望的な溜息がもれるというか、溜息しか出ていない。
朝、学校に向かう途中のことだった。
「お姉ちゃん」と可愛らしい声に呼び止められたのは。
振り返ると、ヨウに似た男の子がいた。あの幽霊疑惑の子。
「えっ?」
「また喧嘩でもしたの?」と近づいてきた。
家は確か海のほうだったのに、どうしてこんなところにいるんだろう。
しかもこんな時間に。小学校、休みなのかな。