ほんとは優しい私のオオカミ ②
やっぱりよく考えてる。ちゃんと隼人お兄ちゃんなんだな。
瑠璃子「そうね。健人、眠くなったら隼人兄ちゃんの部屋に案内してもらいなさい。」
健人「うん!隼人兄ちゃん、バイク見せて」
隼人「お!ついにバイクに興味を持ち始めたか、よし。行くぞ健人」
ふふっ。兄弟っていいな。手をつないで歩く隼人と健人くんを眺めてそう思った。
瑠璃子「事情は聴いたわ。瑠奈ちゃんいままでつらかったわね」
ぎゅっと、私の知らない母のぬくもりに包まれる。