ほんとは優しい私のオオカミ ②



私の肩ですやすや深い眠りについている蓮を見ると、むっとして蓮を押しのけた。




支えを無くした蓮はソファーに横になりながらも気づかず眠っていた。




翔「瑠奈。もう眠いか?」




瑠奈「うーん。ちょっと眠いかも...」




ちょっとじゃなくってだいぶ眠い。




会話をしながらすでにうとうとする私の頭を支えるように胸に抱く翔。




トクンットクンッと鼓動が聞こえて余計眠くなる。




翔「熱でもあるのか?なんか熱いぞお前。てか、もしかしてこのワイン瑠奈が全部飲んだのか?」




ワイン...?なんのこと~?




ふわふわして、翔の良いにおいがして、あったかくて気持ちいい。




翔「瑠奈大丈夫か?」




翔の心配そうに見つめる顔をもっとみたいけど、もう限界。





おやすみなさい


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