ほんとは優しい私のオオカミ ②
春「...西田っていう人が、俺の左目をえぐって俺は組から捨てられた。西田は組長の命令だって言っていたけれどたぶん違う。組長の命令だったら命はないだろうから」
なんてこと...。
私、春がそんなに苦しんでいるとき普通に暮らしてた。
瑠奈「ごめ...ごめんなさい。春。」
春「なんで謝るんだよ。俺、こうなることは覚悟してたんだ。だから、ごめん、じゃなくて、ありがとうがいい。」
春の左目はきっと見えることはないだろう。
それでも、後悔はしていないと語る春。
瑠奈「あ、ありが、とう」
しゃくりあげる私によしよしとあの頃と同じように慰めてくれる。