ほんとは優しい私のオオカミ ②



翔「やっぱりダメだ。」



すぐ横から声がして顔をあげると翔がいた。



ぐいっと手を引っ張られる。



空「ちょ、ちょっと~!翔!?」



私もびっくりしたけれど、何よりも空が驚いたこえをあげた。



翔「十分働いた。休憩にはいる」



ええーっと空の声を後に私と翔は教室を出た。



瑠奈「翔。どこいくの?お店大丈夫かなあ...」



なんだか、私はあんまり働いてないから気が引ける。




翔「文化祭...」



瑠奈「ん?」



何かを行ったみたいだけれど周りの騒音にかき消されてしまった。



翔「文化祭、一緒に回るんだろ?」



そうだった。なんだかバタバタしていて車で言っていたことを忘れていた。




翔はずっと覚えていてくれたんだ。

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