ほんとは優しい私のオオカミ ②



するとまた、龍我が声をあげた。



龍我「ストップ」



先ほどと同じように手札を明かした。



龍我「フルハウス」


翔「ハイカード」


翔が手札を明かし、「ハイカード」というと龍我は吹き出した。



龍我「あっははは!ハイカード!?ある意味すごいよ。もしかしてポーカー苦手だった?ふふっ」



右京さんが龍我の方に手を傾け賭けたチップがすべて龍我のもとに行く。



これでチップは龍我が38枚、翔が22枚。



私は不安になった。



ほんとに翔負けちゃうの?



龍我はまだ笑っている。



龍我「ごめん。ごめん。つい、ね。だって、黒狼の総長なのにポーカー苦手だなんて。ふふふ、さあ、ゲームを続けよう」





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