ほんとは優しい私のオオカミ ②
瑠奈「優也ってメガネはずすとなんだか、蓮みたいだね」
なんだかすこしチャラく見えてしまう。
優也「嫌ですよ。蓮と一緒なんて」
瑠奈「あははっ。ごめんごめん。そういえば黒狼って優也と翔で立ち上げたんだよね?」
優也「そうですよ」
優也は懐かしそうに目を細める
優也「僕と翔は家の関係から小さい頃から幼馴染で結構2人で無茶をしました。そして翔が16歳のときに黒狼を提案し立ち上げました。」
なんだか意外だな。優也って悪いこととかしなさそうなのに。
そんな私の顔を見てすぐに優也が説明した。
優也「はじめは反対でしたよ。だって現黒狼の倉庫も翔の自宅からの所有物で翔の親も僕の親も、もちろん反対でしたから...でも、何かこのままでは行けないと思ったんですよ」
そしてふふっと思い出し笑いをする
優也「あんなに真剣な翔は初めて見ました。力を貸してくれって僕に頭を下げたんですよ。だから僕は翔に賭けてみようと思ったんです。」