ほんとは優しい私のオオカミ ②


瑠奈「じゃあ、少しだけ横になろうかな」




ソファーから立ち上がって思い切って優也が寝ているところの隣にコロンと横になった。




すると、すぐに優也が後ろから優しく抱きしめてきた。



優也「ふふっ。引っかかりましたね」



だ、騙されたーーーー!!!!




まさかこんな空みたいな手を優也が使ってくるとは思わなかった。




瑠奈「んもう!」



するりと優也の腕を抜けて私は優也から離れると優也もすぐに起きてニッコリ笑った。




優也「ここまでのようですね。時間にはさすがに勝てません」




既に時刻は14時を回っていて文化祭一日目終了の放送が流れていた。
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